花粉症の話
そろそろ花粉症の季節です・・いろいろと聞いてみました。
Q.なぜ花粉症なの?
・戦後、山林が伐採され、代わりにに育ちの早いスギの植林が振興された
・窒素化合物などの大気汚染が花粉症の増悪に関与した
・西洋化した高蛋白食の食事文化が身体のアレルギー反応をおきやすくした
Q.花粉がたくさん飛ぶ季節は?
花粉が一番たくさん飛んで花粉症の症状に悩まされるのは春一番が吹く日です。
2月の中旬に日本海を低気圧が西から東に移動するときに春一番が吹きます。
天気予報を参考にすると、ある程度参考になるとおもいます。
Q.花粉症の対策
1. 花粉をできるだけ浴びないようにする。
・花粉の飛ぶ日にはできるだけ外出を控える。
それでも外出するときは、マスクを着用したり特製眼鏡を装用する。
2. 身体のアレルギー反応をできるだけおさえる。
・一般に抗アレルギー剤とよばれる薬を、花粉の飛ぶ約2週間前から内服し始める
Q.抗アレルギー剤って何?
抗アレルギー剤は、現在何種類も世にでています。昔のものは、眠気の副作用が強く、服用し続けることに抵抗がありましたが、最近は、眠気がでにくく、かつ、抗アレルギー作用がより強いものが開発されてきています。耳鼻科の専門医に相談して、自分にあった薬を処方してもらうと良いでしょう。
抗アレルギー剤を服用しても症状がひどい人や、抗アレルギー剤を予防的に飲んでいなかった人には、即効性に抗アレルギー作用を持つ薬を処方します。
Q.抗アレルギー剤の薬の種類は?
・最も良く効くステロイド剤・・
点鼻、点眼、内服がありますが、副作用の心配がありますので、できるだけ外用剤を使
うこと、使いすぎないことが大切です。
・次に効果があるのは、抗ヒスタミン剤・・
これは、眠気を生じる副作用をもっているため、車の運転などの際には注意が必要です。
・眠気が生じない漢方薬・・
好んで処方し、良く服用する薬は、小青竜湯です。薬局でも販売されています。
・花粉症の症状をできるだけ軽くする方法
アルコールをできるだけ飲まないこと。睡眠不足をしないこと。
・民間療法
いろいろなことが言われていますが、どれもそれなりに効果はあるものの、今一つのようです。
関連リンク
各種アレルギーの原因(アレルゲン)についての詳しい説明がされています。
花粉は何時頃飛んで来るの?
お天気に左右されるいろんな情報が見られます。全国のきょう、あすの花粉の飛散量も載っています